家づくりには大きな資金が必要ですが、計画的に資金を準備することで、無理のない予算内で理想の家を実現できます。
そこで、本稿では、住宅ローンを含めた資金計画のプロセスをご紹介します。
家をこれから建てようと思っている方はぜひご覧ください。
□注文住宅の資金計画のプロセス
1.自己資金を検討する
頭金とも呼ばれる自己資金がどのくらい用意できるのか検討しましょう。
一般的には、住宅資金の20%以上を自己資金でまかなえることが望ましいと言われています。
自己資金を用意できない場合でも、住宅ローンを借りられる場合がありますが、支払いの期日が短いことが多いです。
100万円以上の自己資金が準備できていると安心でしょう。
自己資金を用意すればするほど住宅ローンの返済は楽になります。
しかし、建築後もお金が必要になるシーンが多くあります。
以下の点に気を付けて自己資金をどれだけ用意できるか考えてみましょう。
・教育費がどれだけかかるのか
・車の買換え予定、車検
・旅行などの大きな出費
・老後に必要になる資金
2.予算を決める
「借りられる金額」「返せる金額」を参考にしながら住宅ローンでまかなえる金額を決めましょう。
年間の返済額が年収の25%を超えないようにすると、安心して返済計画をたてられます。
3.ライフプランをイメージして選ぶ
*返済期間は何年にする
返済期間が短すぎると月々の負担が大きくなります。
反対に長すぎると退職後に住宅ローンが残ってしまうかもしれません。
年収の増減、退職金の見込みを考えて返済期間を調整しましょう。
*金利タイプはどうする
住宅ローンには固定金利と変動金利があります。
どちらもメリット・デメリットがあります。
合っている方を選択しましょう。
□住宅ローンの検討は慎重に
銀行に行って住宅ローンを決める方がいらっしゃるかもしれません。
そこで注意していただきたいのが、「銀行はお金を貸すプロ」だということです。
より大きい金額で契約してもらった方が、銀行の利益も増えますし、もし返済が滞っても段信や保証会社といった救済措置があります。
セールスに惑わされず慎重に見極めるようにしましょう。
□まとめ
家づくりの資金計画には、自己資金の用意が必要です。
一般的には住宅資金の20%以上が望ましいとされています。
予算を決める際には、借りられる金額や返せる金額を考慮し、年間返済額が25%を超えないようにしましょう。
また、ライフプランをイメージして返済期間や金利タイプを選びましょう。
資金計画について他にも知りたいことがあればお気軽にお問い合わせください。